連日、昨年と同じように厳しい暑さが続いています。
雨もほとんど降らず、全国的には渇水の影響で稲に被害が出ているというニュースも目にします。
幸い、私たちの地域では今のところ田んぼの水に困ることもなく、稲も順調に育ってくれています。
とはいえ、この暑さの中では農作業もなかなかはかどらず、つい気持ちが焦ってしまいがちです。
でも、そんな焦りや苛立ちが作物に悪い影響を与えるかもしれないと思い、なるべく穏やかな気持ちで作業に向き合うように心がけています。
実際にはなかなか難しいのですが……。

田んぼにイノシシの足跡が
7月下旬の田んぼの様子です。
早生品種のコシヒカリは穂が出そろい、ヒノヒカリは「中干し」といって、水を抜いて土を乾かす時期に入っています。
どちらも今のところ順調です。
しかし、心配なこともあります。
ある日、田んぼにイノシシの足跡がついていて、どうやら横切った様子。
近くの耕作放棄地ではイノシシが暴れた形跡も見つかりました。
昨年はイノシシの被害がすごかったのですが、ビワや梅などの山のみのりが裏年のために少なかったことが影響したのではないかと考えていました。
今年の山の実りは例年どおりのようなので被害も軽くなるかも…と淡い期待を抱いていましたが、どうやら甘かったようです。
本来はお盆明けからイノシシ対策にとりかかる予定でしたが、少し早めに動き出さなければと思っています。


夏の草刈りは終わりなき戦い
夏の農作業で最も体力を使うのが「草刈り」です。
夏の雑草の勢いはすさまじく、最低でも月に一度は、すべての田んぼ・畑の周囲や水路沿いの草を刈らないと追いつきません。
私はエンジン式のいわゆる“普通の草刈り機”で作業していますが、外から見ていたイメージとは違い、想像の四分の一ほどしか進まない感覚です(私の腕前の問題かもしれませんが…)。
それでも、草を刈り終えたあとの畔のすっきりとした風景は気持ちがよく、田んぼの稲たちが「ありがとう、気持ちよくなったよ」と言ってくれているように感じます。

大豆と小豆の種まき
7月下旬、大豆と小豆の種まきをしました。
昨年はほぼ収穫ゼロという残念な結果に終わってしまったので、今年こそは…という思いでまきました。
種をまく1週間ほど前に雨が降りましたが、それ以降はまったく降っていません。
発芽には水分も必要ですので、雨を祈るしかありません。
この夏は、暑さも雑草もイノシシも、いろいろと手ごわい相手ばかりですが、
一歩ずつ、一つひとつ、今できることをていねいに積み重ねていきたいと思います。
秋の実りを楽しみにしながら、日々の農作業を重ねてまいります。
文責:武田卓大

ーーーつぶきやーーー
4月生まれのヒヨコたち、見た目はもう立派なニワトリ。
でも鳴き声はまだピヨピヨ。
仮の鶏舎で夏を過ごす中、成長ぶりがすごくて毎日数羽が脱走…!
鶏舎の上に飛び乗り、ネットもひとっ飛び💦
早く本格的な鶏舎を建てねば。
雛捕獲は6才の息子が大活躍です。
広報担当:武田佳子
